危険物取扱者の資格について

石油やガソリン・塗料など、引火性・燃焼性や爆発性が強く、劇毒性のある危険物は、消防法によりそれらの貯蔵や取扱い等を規制されています。
そして、化学工場・ガソリンスタンド・石油貯蔵タンク・タンクローリー等の製造所・貯蔵所・販売所などで、一定数量以上の危険物を貯蔵し取り扱う施設には、必ず危険物取扱者を置く必要があります
危険物の資格は甲・乙・丙の3種類に分かれており、種類ごとに規定の違いがあります。
危険物取扱者:資格の特徴
危険物取扱者の資格には、下記のような特徴があります。
- 丙種/乙種の試験は、年齢/学歴/実務経験の制限無しに受験が可能
- 国家試験としても代表的なものであり、広く認知されている
- 有資格者として、年齢に関係なく就職・転職に有利で収入も安定している
- 社会手評価や信頼度も高く、企業側からのニーズも高い
- 有資格者に対する手当てが支給される職場も多数存在する
- さらなるステップアップに、上級資格の取得でキャリアアップにも繋がる
お勧め技術/技士系/他専門資格:危険物取扱者
危険物取扱者の検定試験概要は、下記の通りです。
受験資格 | [丙種]&[乙種] 年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験可能 ・基礎学力として、高校1年程度の化学の知識が望ましい [甲種] 細かい受験資格あり(要確認) |
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資格の種類 | 国家資格 |
試験内容 | [丙種] (試験科目の一部免除制度あり) ・危険物に関する法令:10問 ・燃焼及び消火に関する基礎知識:5問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問 [乙種] (試験科目の一部免除制度あり) ・危険物に関する法令:15問 ・基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問 [甲種] ・危険物に関する法令:15問 ・物理学及び化学:10問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:20問 |
試験方法 | マークシート方式 [丙種] 四肢択一 [乙種] 五肢択一 [甲種] 五肢択一 |
合格基準 | 合格ラインは全科目6割以上の正解 |